温第1621号 温泉分析書別表

 

   ■源泉名 : 剣ヶ峯源泉
   ■源泉所在地 : 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093−361
   ■泉質名 : ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(旧泉質名:含塩化土類-食塩温泉)
            (掲示用泉質名:塩化物温泉) (略記泉質名:Na・Ca-Cl 温泉)

     療養泉分類の泉質に基づく、適応症、禁忌症等は次のとおりである。


適応症 一般的適応症(浴用) 泉質別適応症(浴用)

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え症、病後回復、疲労回復、健康増進

切り傷、やけど、慢性皮膚病、
虚弱体質、慢性婦人病
禁忌症 一般的禁忌症(浴用) 泉質別禁忌症(浴用)

急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)

追記 給湯方式

源泉直結の掛け流し (常時放流式)

加水、加温、循環・ろ過、入浴剤等の添加

一部加温 (天然温泉100%)


【浴用上の注意事項】
1、温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。その後は1日当たり2回ないし3回までとする。

2、温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。

3、温泉療養開始後、おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は、浴湯反応)が表れることがある。「湯あたり」の間は、
    入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。

4、以上の他、入浴には次の諸点について注意すること。
  (1)入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
  
  (2)入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
  
  (3)入浴後は、体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない。(湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉
          成分を拭き取るのがよい)
  
  (4)入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
  
  (5)次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
    (ア)高度の動脈硬化症  (イ)高血圧症  (ウ)心臓病
  
  (6)熱い温度に急に入るとめまいなどを起こすことがあるので十分注意すること。
  
  (7)食事の直前、直後の入浴を避けることが望ましい。
  
  (8)飲酒しての入浴は特に注意すること。




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